参院憲法審査会は15日、憲法が定める参院の「緊急集会」をテーマに討議を行った。自民党は、これまでの各会派による議論を踏まえ、速やかな意見集約を要請。立憲民主党は、緊急集会開催に必要な、いわゆる業務継続計画(BCP)策定に向けた議論を提案した。
 冒頭、川崎政司参院法制局長が緊急集会に関し、(1)任期満了による衆院議員の不在時でも開けるか(2)審議対象となる法案や予算の範囲―など四つの論点を提示した。自民の片山さつき氏は「各会派の意見を整理し、参院憲法審としての考えを明確にして議論を進めていく段階だ」と求めた。 
〔写真説明〕討議が行われた参院憲法審査会=15日午後、国会内
〔写真説明〕参院憲法審査会で発言する自民党の片山さつき氏=15日午後、国会内

(ニュース提供元:時事通信社)